リコーは、社内起業家とスタートアップ企業の成長を支援し、事業共創を目指す社内外統合型のアクセラレータープログラム「TRIBUS(トライバス) 2023」の成果発表会「TRIBUS Investors Day」を、2月8日に開催した。
同プログラムは、リコーグループ社員であれば誰でも応募できる社内起業家プログラムと、スタートアップからの応募を募るプログラムを統合した形で運用する、統合型アクセラレータープログラム。5期目となる本年度は、「“RECONNECT #つなぐ #つなげる #つなぎなおす”」をテーマに、社内からは51件の応募があったという。また、リコーグループ内から提示された7つの事業領域とその他領域でビジネスアイデアを募集し、社外からは132件の応募があったと述べている。
今回のTRIBUS Investors Dayでは、2023年10月の統合ピッチを通過した社内起業家9チームと、スタートアップ企業9社が、新サービスの発表やプロトタイプによる実証実験結果など、事業の進捗状況や今後の展開について成果発表を行ったという。
スタートアップ企業は、リコーの事業部やグループ会社との協業/連携の活動状況や、最新の事業状況について発表し、同イベントに協賛している企業から、協賛企業賞を受賞。受賞は下記の通り。
賞(協賛企業名):受賞企業
- 住友商事賞(住友商事):オングリットホールディングス
- HAX賞(HAX Tokyo):RICOS
- SGホールディングス賞(SGホールディングス):amu
- 三菱地所賞(三菱地所):助太刀
また社内起業家は、ユニッジの支援を受け、ビジネスプランをより良いものへ磨き、事業化実現に向けた活動を行ってきており、その成果を発表。これから専任として自由裁量権を持って、本格的な事業化検討が認められるチームに与えられる「TRIBUS社内起業賞」には、植平将嵩氏率いる可食性コーティングによる食品ロスの削減、武田謙郎氏率いる宇宙映像事業、塚原みな氏率いるエチオピア地方都市向け買物支援サービスが選ばれた。
社外審査員(氏名五十音順)
- Spiral Innovation Partners 代表パートナー 岡洋氏
- STATION Ai株式会社 代表取締役社長 佐橋宏隆氏
- 新生インパクト投資株式会社 代表取締役 高塚清佳氏
- 株式会社ANOBAKA パートナー 萩谷聡氏
- 株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEO 麻生要一氏
- 株式会社ユニッジ Co-CEO 土井雄介氏
社内審査員
- 株式会社リコー 代表取締役会長 山下良則氏
- 株式会社リコー 先端技術研究所 所長 山田泰史氏
- 株式会社リコー 未来デザインセンター所長 駒場瑞穂氏
協賛企業
- 住友商事
- HAX Tokyo
- SGホールディングス
- 三菱地所