Unyteは、DAO構築・管理ツール「Unyte(ユナイト)」を正式ローンチしたと発表した。
Unyteでは、ブロックチェーン技術を用いてコミュニティやDAOの組成および運用や管理を支援。DAOの構築に不可欠である会員権・投票権・貢献ポイントのNFTをすべて新規に発行し、DAOの構築を行うことが可能だという。意思決定のためのガバナンス投票やタスク遂行など貢献に応じたインセンティブ設計を行うことができ、参加者が役割を分担することで成立しているDAOでの持続的な活動を促進するとしている。
また、DAOの組成時および参加にあたって開設が必要となる暗号資産ウォレットは、メールアドレスやGoogle、Xのソーシャルアカウントでログイン時に自動で作成可能。暗号資産管理の手間や学習コストを削減することで、手軽にトークンやNFTの保有ができ、自身のDAOでの貢献履歴を証明できるという。提供する機能は以下のとおり。
- 会員権の発行:会員権や投票権、貢献度に応じて付与されるトークンもすべてNFTとして発行することが可能。すでにNFTを発行済みのユーザーにおいては、発行されているNFTをコミュニティへ参加する際の会員権として設定することも可能
- ガバナンス投票:DAOの方針を決定するためのガバナンス投票を行うことが可能。準同型暗号およびゼロ知識証明の技術を使い、投票内容を秘匿したままブロックチェーン上に記録できる機能を実装し、遠慮せず意見を表明できる投票環境を提供
- 投票やタスク遂行などの貢献に応じたトークン付与:メンバーの貢献に基づいて投票権や貢献ポイントにあたるトークンを付与することが可能。タスクを完了したユーザーのデータと実績はブロックチェーン上に保存される。また、ブロックチェーンへの保存時にデータを暗号化することで、特定のメンバーのみが閲覧可能な形式でデータを保存。必要に応じて特定の相手のみに貢献データを開示し実績を証明
- 参加ユーザー同士のチャット機能:プラットフォーム内でDAOのメンバー同士が会話できる。特定のメンバーで会話ができるほか、制限されたメンバー向けに特定のチャンネルのみを表示するトークンゲート機能も実装可能