言葉が利き手か、絵が利き手か
これを受けて田中氏は、やはり両者は似ていると述べる。曖昧な状態で相談してもらい、そこから具体的なものを作り、課題解決や価値創出を目指すという点も共通している。また、コンサルタントもヒアリングで得られた多くの曖昧な言葉のなかから、発話頻度だけでなく、感情や気持ちが乗っているかを勘案に入れながらキーワードを探していくという。そうしたアプローチも似ていると考えると、違うのは、コンサルタントのツールが言葉であり、デザイナーのツールが絵である点だけなのかもしれないと指摘する。
山崎氏も、やはり似ている仕事なのではないかと同意し、いわば言葉が利き手か、絵が利き手かという程度の違いかもしれない、と話す。