DX推進プロジェクトにおける「スマイルカーブ」の考え方
続いて、企業におけるデジタルを通した「変革プロセス」の観点から考えていきます。
ビジネスのサプライチェーンにおける収益性の考え方の一つとして「スマイルカーブ」があります。これは、サプライチェーンの流れを川上から川下まで見た場合、付加価値の高さは、川上の開発や川下のアフターサービスなどで高まり、中間の製造・ものづくりの過程では相対的に付加価値が下がることを表しています。この付加価値をグラフで表すと人が笑った口のような形をしていることから、「スマイルカーブ」と名付けられました。「スマイルカーブ」は、製造過程における技術やサービスのコモディティ化が最も進んでいることを示しています。