企業が育てるべき人材像「Xist(エグジスト)」とは
日本全体で産業構造の変革が求められる現代、どの企業も生き残りのために自社のビジネスモデル変革を迫られているといっても過言ではありません。ただ、既存事業の幹が太いほど軸足をずらすことは難しく、リスクの低い小さな変化を選びがちです。経営者は様々なオプションの中から、可能な限り既存事業を毀損しない手段を選びたくなります。
人材戦略においても、リスクを抑えるためにまずは自社の既存社員の育成から着手する企業が大多数を占めます。ただ、どのように育成するべきかビジョンとアプローチが明確でないばかりに育成に頓挫し、結果として異業種から採用した人材のカルチャー不一致による離職というケースも少なからず見受けられます。内部育成が難航し、外部からの採用もうまくいかない状況に陥ると、社員のモチベーションも次第に低下し、業績に悪影響を及ぼすようになるという悪循環に陥ってしまいます。