エフェクチュエーションが実を結ぶ、組織での後押し
吉田:島川さんは、ブランドのマネージャーとして事業の経営全般を見てきた中で、試行錯誤しながら新しいビジネスを作っていく過程でエフェクチュエーションを実践してこられたのではないでしょうか。そういう意味でネスレさんには、エフェクチュエーションとコーゼーションのバランスが取れた経営者を育成していくような仕組みがあると言えそうです。
一方、デジタル&Eコマース本部長と兼任で新規事業開発や全社のDXも任せられたというのは、島川さんが際立ってエフェクチュエーションが得意だからかもしれません。やはり、誰もが最初からエフェクチュエーション的な実践ができるというわけではないですよね。