三菱電機は、グローバル・ブレインと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「MEイノベーションファンド」が出資する第7号案件として、米国に本社を置くスタートアップ企業、Pente Networksへ出資した。
Pente Networksは、運用管理の自動化を実現する機能「オーケストレータ」と、操作性や視認性に優れた管理画面「サービスポータル」の製品開発を進めており、これらを利用することで高度な専門技術を持たない利用者でもプライベートネットワークを導入することが可能になるという。
また、端末や基地局の相互運用を可能にしており、機器選定の選択肢が増えることで導入費用の削減も期待できるとしている。Pente Networksは、プライベートLTE/5GネットワークをIaaSとして提供することで、社会基盤を支える通信インフラの高度化とその普及に貢献すると述べている。
今後、三菱電機は、同社が有する5Gコアネットワークと、Pente Networksのオーケストレータおよびサービスポータルを組み合わせ、プライベートネットワークを活用した事業機会の創出を目指すとしている。
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