平時にこそ企業変革を行う、そのための視点とは
あらためてこの場で伝えたいことを問われた須田氏は、宇田川氏の「企業変革で取り組むべき4つの論点」の図を示した。そして“熱と誠”の精神のもと組織の各階層が向いているベクトルが同じであることの重要性を改めて強調し、4つの論点に向き合い続け、スパイラルアップしていく動きをつくることで、平時の変革が実現できるのではないかと語った。
宇田川氏は、荏原製作所の売上構成比においても人員においても新規事業が占める割合の高さに触れ、賞賛した。通常は、業績の良い企業であっても新規事業に割ける人員は2割程度だという。そして、荏原製作所がそれだけのリソースを新規事業に投入できるのは、地道なケアを行い、変革に取り組み続けてきた成果だろうと評した。