マクロミルとテックドクターは、臨床試験におけるオンライン化促進とウェアラブルデバイスデータの利活用支援強化を目的とした協業を進めるべく、基本合意書を締結した。今後、両社の知見を融合し、特に女性特有の悩みや睡眠などの不定愁訴領域を中心に企業の研究推進を支援していく。
今回の協業により、両社の強みを活かすことで、全国130万人の大規模な被験者からアンケートによって得られる意識データや、ウェアラブルデバイスの活用によって得られるリアルタイムかつ連続的な生体データを統合的に取得し利活用できる体制を構築し、生活者の包括的理解を踏まえた企業の研究推進に貢献していくという。
短期的な取り組みとして、PMS(月経前症候群)や更年期、睡眠などの不定愁訴領域を中心に、両社の強みを活かした独自の臨床試験パッケージを共同で開発し、顧客企業へのサービス展開を進める。また、ウェアラブルデバイスデータを活用されたことがない顧客企業を対象にトライアルサービスの提供も予定しているという。
中長期的には、両社で食品試験領域における共同研究を実施し、アンケートシステム及びウェアラブルデバイスを活用した被験者選定・被験者管理の精度を高める仕組みの構築、アンケートデータとウェアラブルデバイスデータを組み合わせた独自の測定指標開発など、臨床試験支援サービスの提供価値向上を目指すとしている。
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