インフロニア・ホールディングスとアクセンチュアは、インフラの安全で効率的な建設や運営に向けた、課題解決とイノベーションの促進を目指し、合弁会社「インフロニア ストラテジー&イノベーション(仮称)」を設立することに合意した。
同合弁会社は、社会課題の解決に向けて、インフロニアグループ全体でAIをはじめとする先端デジタル技術などを活用し、全体最適に基づくIT運用費用の適正化や戦略的IT投資といった経営判断から、建設やインフラ運営の現場レベルにおける生産性向上まで、データ主導型モデルの導入を加速するという。同合弁会社が持つ主な機能は次のとおり。
- 戦略シンクタンクとして新事業の創出などを支援する機能
- データ分析を通じて業務改革をけん引する機能
- 継続的にDXをマネジメントする機能
また、同合弁会社では、これらの機能を担う専門人材の育成やインフロニアグループ全体のIT投資マネジメントやガバナンスを担う。それによりデジタル技術を活用した、インフラの安全で効率的な建設や運営、新たな価値創造と先駆的な管理モデル構築の早期実現を目指し、その社会実装を通じて、インフラを取り巻く課題解決に取り組むとしている。
新設会社の概要
- 会社名:インフロニア ストラテジー&イノベーション(仮称)
- 本社所在地:東京都千代田区富士見2丁目10番2号
- 代表者:岐部一誠氏
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事業内容:
- インフロニアグループの経営戦略の立案・実行に資する調査研究、経営戦略に基づくデジタル戦略企画・立案および実行
- デジタル技術の適用検証作業および構築
- 情報システムの企画、設計、開発、運用、販売、管理および保守
- ソフトウエア、アプリケーションおよびインフラストラクチャなどの設計、開発および運用
- 人材育成・能力開発のための教育、研修の受託およびこれらに関するコンサルティング
- 情報の収集・分析・管理および情報処理および情報提供
- 前各号に付帯関連する一切の事業
- 設立年月日:2025年4月1日
- 従業員数:約100名
- 出資比率:インフロニア・ホールディングス81%、アクセンチュア19%
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