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OKI、ドイツ・ベルリンに新たな研究開発拠点を設立 フォトニクス技術強化や社会実装を目指す

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 OKIは、2025年6月1日にドイツ・ベルリンに研究開発拠点「OKI Berlin Lab」を設立した。

研究開発拠点「OKI Berlin Lab」が入居する建物

 今回の研究開発拠点の設立は、フォトニクス技術とその製品化・社会実装が進んでいるドイツを中心とする、EUでの有力な研究機関との共同研究を通じてフォトニクス技術を強化。これにより、これまでOKIの研究開発で取り組んできた光ファイバーセンサーや小型レーザー振動計などのエッジデバイスの高性能化・高機能化を飛躍的に加速できるという。また、EUの光技術クラスターやオプトメカトロニクス関連企業との連携により技術補完を推進。インフラや製造、ヘルスケアなどの分野での社会実装を通じて技術優位性を確立するとしている。この活動を通じて、OKIは研究開発成果をEUで価値検証した上で、APACなどへグローバルに展開することを目指すと述べた。

 新拠点はベルリンのインキュベーション施設内に開設。外部研究機関との共同研究を遂行する研究員とオプトメカトロニクス技術の社会実装を推進する技術マーケッターが常駐するという。さらに、OKIの最新技術を紹介するショールームも併設し、来訪者へ技術の理解を深める機会を提供するとのことだ。

 OKIは2023年11月に発表した「技術戦略」において、社会課題をスピーディーに解決するためのソリューション基盤として、技術コンセプト「エッジプラットフォーム」を提唱した。このコンセプトのもと、OKIはオープンイノベーション活動として、2024年にはシリコンバレーにスタートアップとの連携強化のため技術探索拠点を設立。今回「OKI Berlin Lab」を通じて、EUの有力な研究機関との共同研究を通じてコア技術の強化に取り組むという。未来を担う革新的技術の深化と社会実装を目指し、これからもグローバルな挑戦を続けていくと述べた。

エッジプラットフォーム概要とオープンイノベーション活動

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