クライアントを「説得」するのではなく、「創発」することに軸を置く
佐宗:
さきほど、「徹底的に顧客心理を追求するところからイノベーションを支援することに“自分の軸”が定まった」とおっしゃっていましたが、具体的にはどのようなことでしょうか。
宮井:
入社6年目ぐらいだと記憶していますが、当時「未来洞察」というシナリオプランニング的な手法が流行っていました。クライアント向けのワークショップの機会があり、コンサルティング会社のグリーンフィールド代表取締役の西村行功(にしむら・みちなり)さんにワークショップを実施いただきました。「未来洞察」のクライアント向けワークショップに手応えを感じ、イノベーション支援を自分の軸に置こうと、当時思いました。