「行為のデザイン」は開発力を加速させる
商品を企画開発する際、「行為のデザイン」の手法を用いたワークショップを行うと、ユーザーがプロダクトを使う一連の行為を関係者で共有できるため、さきほどのエラー表示のような問題は起こりにくくなる。
私が、さまざまな企業で「行為のデザイン」のワークショップを行うときには、社内のあらゆるセクションから参加者を募っている。企画営業、デザイン、営業、生産、社長を含めた幹部などを一堂に集めて、自由に意見を出してもらう。ここで行うのは、プロダクトの情報共有と現状把握である。