電通デジタルは、国内電通グループにおいて、dentsu health Japanおよび電通サイエンスジャムを2026年1月1日付で吸収合併し、メディカルおよびデータサイエンス領域における新事業創出を加速することを発表した。
今回の合併は、さらなる専門力の強化とサービスの高度化による新たな価値提供を加速するため、3社それぞれが持つ専門性の融合によるシナジー創出を目指して決定された。
dentsu health Japanは、メディカルライティングやクリエイティブ制作、イベント企画など幅広いラインアップのサービス提供で高い実績を有している。同合併により、メディカル領域のコンテンツ制作自動化や患者、医師、製薬企業におけるそれぞれの立場に応じたサポートAIなどを実現する「最先端バーティカル(業界特化型)ソリューション」の開発を推進するべく、社内専門組織「dentsu health室(仮称)」を新設。
また、電通デジタルが電通グループ各社との連携をリードすることで、メディカル・ヘルスケア領域に特化した統合ソリューションを提供する「dentsu health」ブランドを強化し、日本およびグローバルにおいてマーケティング、コンサルティング、テクノロジーを統合したサービスをワンストップで提供するという。
電通サイエンスジャムは、データサイエンススキルや生体情報の取得・解析に関する専門知見や技術力を有している。同合併を機に国内電通グループ内のデータサイエンス人財を集約し、データ活用によるマーケティングの高度化や、1stパーティデータに加えて外部データ、3rdパーティデータなど幅広いデータも取り入れた生成AIの利活用を加速。データサイエンススキルを軸にした新規事業の創出、生体データ活用による高精度のマーケティングシミュレーションAIモデル検証・開発などのケイパビリティを強化していくとのことだ。
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