博報堂プロダクツは2025年12月19日、事業構想から実装・高度化までワンストップで支援するBPO特化の新会社「BXパートナーズ」を11月4日に設立し、12月1日より営業開始したと発表した。新会社は、戦略設計からビジネスプロセス最適化まで一貫して対応し、クライアント企業の持続的成長の支援を狙う。

BXパートナーズは、博報堂グループが持つ戦略プランニングやコミュニケーション設計のノウハウを活用し、マーケティング視点と融合した新たなBPOモデルを展開する。従来の業務委託やアウトソーシングにとどまらず、企業の中長期的なビジネス変革と成長実現を目指す。
主な事業内容は、「未来構想プロデュース事業」と「ビジネスプロセス・プロデュース事業」の2領域に分かれる。
未来構想プロデュース事業では、クライアントとともにビジネスの将来像を描き、政策デザインや企業変革、地域活性化、官民共創プロジェクトなどを支援する。
ビジネスプロセス・プロデュース事業では、カスタマーサクセス、セールスイネーブルメント、ロジスティクスコンサル、コンタクトセンターDXなど、業務全般の最適化と高度化を推進する。
官民連携事業や官公庁BPOマネジメント、地方自治体アウトソーシングも含め、社会全体の多様なビジネス課題に対応する。また、技術革新やインフラ変化などの社会的動向にも柔軟に適応しながら、新たな価値創出に取り組む方針だ。
BXパートナーズは、博報堂グループのBPO領域における中核会社として、変化する企業ニーズへ対応しつつ、持続的成長に貢献する次世代型ビジネスパートナーとなることを目指している。
新会社の代表には後藤雅宏氏、共同CEOに小澤浩氏が就任している。本社は東京都江東区豊洲で、資本金は1億円。今後は大企業や官公庁への幅広いサービス提供によって、BPO市場の変革と業界全体の発展につながる取り組みを継続していく構えだ。
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