2026年6月23日、日本貿易DX協会が設立された。同協会は、2026年3月に発足した準備委員会での議論を経て立ち上げられたもので、貿易手続におけるデジタル化の一層の推進に取り組む。
同協会は以下の活動を通じて、貿易DX市場の健全な拡大とサービス全体の水準向上を目指す。
- 協調領域の整備とデータ仕様の標準化:多様な事業者が参画できるよう、貿易データ仕様の標準化を進める
- サービス間の相互運用性の向上:貿易DXサービス間でデータや手続を円滑にやり取りできるあり方を検討・推進する
- 普及・啓発・教育、および関係者のつながりの醸成:セミナーや事例共有、情報発信等を通じ、貿易DXの普及啓発とリテラシー向上、業界内のつながりづくりを進める
- 政策提言の統一的窓口の形成:現場実務に根ざした政策提言を取りまとめ、業界として政府との対話を担う統一的な窓口機能を担う
代表理事にはShippio 代表取締役CEOの佐藤孝徳氏が就任し、理事・監事には貿易・物流領域の複数団体の有識者が名を連ねる。設立には財務省、経済産業省、国土交通省などがオブザーバーとして関与するなど、政府側も業界共通課題の解決への期待を示している。
協会は今後、趣旨へ賛同する事業者・団体の参画を広く募集し、日本国内の貿易サプライチェーンのデジタル基盤強化に取り組むとしている。
