機会マトリクスを併用する
第3回目の記事で、顧客はジョブを上手く成し遂げる上での評価基準、つまり望ましい成果が顧客の真のニーズであることをお話ししました。企業は全ての望ましい成果に対応するプロダクトやサービスを提供することは事実上不可能です。したがって、顧客観察やインタビューを通じて、望ましい成果を重要度(その成果は顧客にとってどの程度重要か?)と満足度(その成果は現在どの程度満たされているか?)という2つの尺度でプライオリティ付けを行う必要があります。この2つの尺度によりプロットされたチャートを機会マトリクスと呼ぶことにしましょう(図3)。