大事なのは「ウソをつかない」こと
糸井事務所には、独特な文化も存在する。例えば、議事録や相談、勤怠や打合せ情報など、あらゆる社内情報を全員に共有するというものだ。社内で起きていることをすべてガラス張りにすることで、情報の透明性や社員それぞれのちょっとした動きや考えを知ることができるという。
ある、社員メールでサイトのデザインに関する相談から、リデザインプロジェクトがその場で立ち上がり、賛同者によって社内プロジェクトが発足したりしました。その際にも、社員それぞれが自分なりに普段思っていることや、自身の役割なりにどう貢献できるか、といったことが自然とコミュニケーションされるようになっているのです
社員のコミュニケーションの多くは、テキストを通じて行われる。どんな立場の人であっても、どう相手に伝わりやすい言葉で伝えられるかどうかを、日々のやりとりで観察するという意味も含まれているという。