デジタルによる「エンパワーメント」と薬による「トリートメント」
津嶋:
デジタルヘルスを取り巻く状況を、どう見ていらっしゃいますか?
佐野:
“読みが当たった”というか、いろいろな会社さんがDeNAに来てくださることからも、デジタルヘルスへの期待値が高まっていることを感じますね。
7月には、武田薬品工業と第一三共とDeNAで日本最大級のデジタルヘルスのミートアップを開催予定です。僕は人と人をつなぐことが自分の仕事だと思っていまして、最初はアカデミアと製薬会社、その後は製薬会社と金融のシナジーでベンチャーを育てていくということをやっていました。そして今は製薬とITをつないで新しいソリューションをやろうとしているわけです。それをより加速するには人と人の結びつきが大事で、これまで培った人間関係が役に立っていると感じています。