スマートコントラクトとIoTの好相性
今まで述べてきたことから、IoT(Internet of Things)とスマートコントラクトの相性の良さが出てくる。IoTは、機器同士が接続し、互いが持っている情報を共有したり、集約したりするなどしてサービスを提供するものだ。だが、従来のIoTは、ある特定のメーカーやシステムの中だけでしか使えなかった。なぜなら、システム全体を管理するメーカーや事業者が、コストを負担してシステムを整備し、全体から得られる収入でデバイスのコストを賄っていたからだ(下図の左)。