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Growth Company 0→100

「0→1の起業家」から「1→100の事業家」になるための“最初の一歩”を考える

Growth Company 0→100:第3回

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 “0→1”というテーマで、関連書籍が多く出ているように、これは会社員や事業をまわして来た経験者である「事業家」からすると非常に摩訶不思議な領域となる。「事業家」と対になる言葉として「起業家」を置くと、それぞれの主の役割として、「起業家は、0→1で新たな“仕組み”を創出する」という役割を果たし、「事業家は、1→100で“仕組み”を改良・改善して、より競争力のあるものにする」という役割になるだろう。今回は、起業家(アントレプレナー)や社内起業家(イントレプレナー)がどのように事業を興すのか、そのフェイズで気をつけなければならないことをお伝えする。今までの連載はこちら

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アイデアとビジネスモデルの違いとは?

 最近巷で流行っていることとして、よく目につくのがビジネコンテスト、いわゆる“ビジコン”がある。その実態としては、行政や企業が主催し、テーマを設けて参加者に対してある制限内で事業アイデアを募集するというものである。このようなイベントの名物となる人物もよく登場する。それは現代版の賞金稼ぎとも言える“ビジコン常連者”である。各地で開催されるビジコンへのエントリーを常にして、その都度入賞を果たし、結果として履歴書に書き込む受賞歴が積み上がるような方々だ。

 このような“ビジコン常連者”の多くが、起業を志すということも想定されているのであろう。ただ、実際としてご自身の事業についてはあまり順調という話を聞かない。素晴らしいアイデアを出し、お歴々の審査員を納得させて入賞していくのに、何故事業を実際に行うとビジネスコンテストほどに順調とは行かないのだろうか?

 ここには、先人の素晴らしい諺を引用するカタチでその理由を説明したい。稀代の発明王、かのエジソンはこういう言葉を残している。

天才とは1%のひらめきと、99%の努力である。

 この言葉は、俗に天才と言われるような方であっても、努力をしなければ夢を実現できないと解釈されているが、実際の意図は、「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」ということであり、さらに意味を掘り下げると、「1%のひらめきがあれば、99%の努力は苦じゃない」、という意味だそうだ。

 ここで大事なことは、アイデアというのは、あくまで“ひらめき”や“思いつき”であり、それを実際の事業、ビジネスのカタチとして運営できる状態にするのは、オペレーションの工程を構築する必要があるということだ。その過程をつくりあげ、実際にまわる仕組みにすることこそが、いわゆる“ビジネスモデル”と言われる仕組み化なのだ。

 先ほどの“ビジコン常連者”が、事業としてアイデアをカタチにする過程で何故コンテストほどうまく行かないというと、まさにこのアイデアを実現するオペレーションの構築という“99%の努力”が全くアイデアを出すということとは異なるためであることが分かるだろう。

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この記事の著者

山口 豪志(ヤマグチ ゴウシ)

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