社会構成主義のパラダイム
――最近の注目する組織開発の手法はどのようなものでしょうか?
最近脚光を浴びているのは、個人や組織の強みにアプローチするAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)という手法です。
これはポジティブなアプローチで、個人や組織の強みに光を当てて、それをさらに伸ばしていこうという方法です。ポジティブというと誤解を受けやすいのですが、これには実は深い哲学があって、「語られる言葉が変われば関係性が変わる」という、社会構成主義(social constructionism)というパラダイムに基づいています。