アドビ、MS、フォード、GEが取り組むサブスクリプションモデル
今後の成長のためには、新たなビジネスモデルへの転換が必要だ。その中で今、サブスクリプションが大きくフォーカスされている。たとえば通信企業は元々からサブスクリプションで、それがクラウドの業界に進出している。たとえばAdobeは、2013年に永久ライセンス販売を止めて、サブスクリプション販売に切り換えた。当初、売上は落ちたが、株価は上がった。「マーケットは、もうサブスクリプションにしないと成長ができないと分かっているのです」(桑野氏)。
実際、Microsoftをはじめとした数多くの会社が直近の3年の間に、クラウドとサブスクリプション・ビジネスにシフトしている。
自動車業界でもサブスクリプション化が始まっている。たとえばフォードは、カーシェアリング、ソーシャル型駐車場探しなどのサービス事業者へ、多角化を進めている。GMも同様に、カーシェアリング市場に本格参入。国内の事例ではIDOM(旧ガリバーインターナショナル)がNOREL(ノレル)という、月額49800円の自動車乗り換え放題のサービスを始めた。保険も車検も不要で、キャンピングカーからポルシェまで、選択することができる。