SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

ブロックチェーンの可能性と課題

ブロックチェーン技術を活用した「ICO(Initial Coin Offering)」とは何か?

ブロックチェーンの可能性と課題:第10回

  • Facebook
  • X
  • Pocket

「ICOによる投資」と「VCを中心とした投資」の違い

 シリコンバレーにおけるスタートアップ企業を取り巻くエコシステムは、様々なところで紹介されているが、その最大の特徴はVCによる初期段階からの投資と、IPO(株式公開)や関連産業による買収によるエグジットであろう。特に、VCは立ち上げ初期の企業に対して、初回(シード)の投資に始まり、一定の業績をクリアすることを条件に、複数ラウンドに渡って資金を提供する。

 このようなVCがスタートアップ企業の成長において果たす役割については、青木昌彦『比較制度分析に向けて』(NTT出版)に詳しい。青木の分析のポイントは、知識には形式化することが困難な「暗黙知」があり、とりわけスタートアップ企業への投資においては、起業家やビジネスモデルの将来性に関する「暗黙知」が重要な役割を果たすというものである。そのため、段階的な投資を伴う、関係的(リレーショナル)なファイナンスが重要な役割を果たしているとし、以下のように述べている。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
ブロックチェーンの可能性と課題連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング