ビジネスがデジタル化する時代の鍵──事業開発とシステム開発の「共創」
Tips5:社内外でビジネスを「共創」する
Tips5は、社内外を問わずビジネスを「共創」することだ。この「共創」というキーワードは、ニフティIoTデザインセンターがビジネスを展開する上で一番大事にしている考え方だ。「共創」は企業や人が交わって活動していくことを指し、オープンイノベーションと同様の意味合いだと考えている。
デジタルビジネスの時代が到来したとはいっても、実際には、自社のビジネスにすぐIT技術を活用できる企業は少ない。そもそも自社のビジネスとIT技術を関連付けできなかったり、効果そのものに疑問があったり、活用したくともそれを可能にする人材がいなかったりと、ビジネスを創出する以前の課題を抱えた企業がほとんどなのである。
デジタルビジネスに乗り出すためには、利益を生み出すビジネスモデルをソフトウェアで実現するという観点が必要だ。つまり、マーケットに出て実際にビジネスを行う事業サイドと、ソフトウェアの開発を行うシステムサイドがアライアンスを組むことが必要不可欠なのだ。
以上のことを踏まえると、社内の部署間の垣根はおろか、他社他業種との境界線をも踏み越えてビジネスを共創していくことが、市場で戦える競争力を手に入れるもっとも効率的な方法だと言えます。