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ソラミツ、ブロックチェーン「Hyperledger Iroha」がカンボジア国立銀行に採用

オープンソースブロックチェーンの共同研究開発に着手

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 ソラミツは、ソラミツとカンボジア王国の中央銀行であり金融監督当局であるカンボジア国立銀行が、オープンソースのブロックチェーン(分散型台帳技術)「Hyperledger Iroha(いろは)」の共同開発に合意したことを発表した。

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 今回締結する共同開発契約により、カンボジア国立銀行は、ブロックチェーン(分散型台帳技術)の活用を研究し、「Hyperledger Iroha」のオープンソース開発と「Hyperledger Iroha」を活用したカンボジアの新しい決済インフラの開発に着手するという。

 ブロックチェーン(分散型台帳技術)は、仮想通貨Bitcoinに代表される分散型アプリケーションの基盤となる技術であり、ブロックチェーンにより仮想通貨やデジタルアセットの生成や送受信などをネットワーク上で安全に実行可能であることが数学的に検証されているという。

 ネットワーク上で実行された取引は、ネットワークに参加するすべての人がアクセス可能な共有台帳に記録され、データを高度に冗長化し、サイバー攻撃に対して堅牢なシステムを構築することが可能だ。

 「Hyperledger Iroha」は、Linux FoundationのHyperledger Projectにおいて世界で3番目に登録されたソフトウェア・フレームワーク。モバイルやWebアプリケーションなどにおいて、利用者にとって非常に高いレスポンスやパフォーマンスを実現するアプリケーション構築が可能であることが最大の特徴だとしている。

 「Hyperledger Iroha」は、台帳上の取引を制御するUnixスタイルの権限管理機能と高度に最適化されたデータベースモデルにより、データを安全かつ迅速に処理できるという。これらの機能により、デジタル決済、契約管理、アイデンティティ・マネジメント、サプライチェーン・マネジメントなどさまざまなユースケースへの対応が可能だという。

 「Hyperledger Iroha」では、いわゆる「スマートコントラクト」によってロジックを内蔵したプログラマブル・マネーを作り出すことができ、取引条件をコンピュータ・プログラムによって決定することが可能だ。これにより、効率的で安全な決済インフラを構築する「スマートマネー」を実現することができるという。

 ソラミツは、ブロックチェーンのスタートアップ企業であり、ブロックチェーン技術を活用したFintechやデジタル・アイデンティティ・プラットフォームの構築などを進めてきた。ソラミツは、分散型台帳プラットフォーム「Hyperledger Iroha」の初期開発者であり、複数社の開発パートナーと共に、開発・メンテナンスを継続している。Linux Foundationによって運営されているHyperledgerプロジェクトのメンバーとして、ブロックチェーンと分散台帳技術のソフトウェア標準に貢献することを目指している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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