なぜ未経験である「教育分野」での起業で成功できたのか?
——製造業から教育の世界へと大転換ですね。どのようにして事業を進めていったんですか。
最初は訳も分からず公教育を想定し、出版社や教材の会社などたくさんの人に会ってヒアリング調査することからはじめました。ほとんどの人が「教育×ITの可能性」に興味を持っていることがわかったのですが、調査を進めていくと、どうやら公教育市場に新規参入することは大変ハードルが高いことが分かってきました。そこを変えるのは少し時間がかかりすぎる。それなら…、ということで「大人向けの教育事業」にターゲットを変えたのです。中でも、日本人にとっては永遠の課題とも言える「英語」にフォーカスしようと考えました。理由は市場規模です。ビジネス紙を見ていても、毎月どこかの雑誌が英語の特集をやっていますし、身の回りの人を見渡しても、多くの人が英語学習にお金を使っていました。