新しい解決策が受け入れられない理由
新しいアイデアを思いつくと、良い点ばかりが目につくものだ。今のやり方のまずい点や新しい解決策の優れた点ばかりを訴えたくなる。だが、顧客にしてみれば、優れた解決策であっても採用しない理由があることを忘れてはいけない。まず、行動を変え、新たな解決策を雇う不安が挙げられる。ロボット掃除機は良さそうだが、ちゃんとホコリを吸い取ってくれるだろうか?といった疑問は少なからず誰しも持つ。アーリーアダプターは相対的にこの不安は小さく、(解決策に満足すれば)後に控えるアーリーマジョリティの不安を取り除いてくれる。もう1つの抵抗は、現状の習慣をやめることである。新たな解決策を雇うということは、現状の解決策をクビにするということだからだ。