「サイエンスとアート」を両立させた経営は既に始まっている
過去の成功事例というファクトに基づき、論理思考で企業価値を高めることをゴールとした“サイエンス”を重視する経営から、直感や美意識を判断基準とする“アート”を取り入れる経営へ。
そう論じると、決まって浮上するのが「サイエンスとアートは両立しないのではないか?」という疑問の声。美意識を重視すると、業績は落ち、時代に取り残されるのではないか、という不安を感じて二の足を踏む経営者は少なくないという現実を述べた後、山口氏は明言した。「経営にアートを取り入れることでビジネスの価値自体も高まることはすでに証明されている」と。