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マネジャーの最も大切な仕事はレイティングではなく、グロース・マインドセットを醸成する環境づくり

パフォーマンス・マネジメント革新フォーラム レポート前編:阿諏訪 博一氏(ヒューマンバリュー社)

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“企業中心”から“人間中心”の時代へ──マネジャーの「最も大切な仕事」が変化し、人事や制度も変化する

 こうしたことを踏まえ、そのベースとなる「人・組織と社会の哲学」に立ち戻ってみると、そこに大きな転換が起きていることに気づかされるだろう。ヒューマンバリュー社ではこれを「企業中心=カンパニーセンタード」から「人間中心=ピープルセンタード」への転換と捉えているという。

 つまり、従来のカンパニーセンタードの組織では、自社のパフォーマンスの向上が絶対であり、組織をコントロールし、マネジャーの役割はリソースの管理に重きが置かれていた。当然人材マネジメントは教育が重視され、計画的なアプローチが望ましいとされていた。それを顧客にフォーカスした価値の創出を最重要目標とし、信頼や自己組織化の促進によって組織が成り立ち、マネジャーは人の成長を支援し、成長する環境や経験を生み出すようになり、その成長が新しい知識や環境を作り出し、変化を生み出していく生成的アプローチとなる。

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