生活者のモヤモヤを解消する「なくなると困る」もの。そこに企業の独自性や思いは込めるには?
坂田 直樹氏(株式会社Blabo 代表取締役 CEO)
ユニリーバ・ジャパンのマーケティング部門にてブランド戦略立案、新商品開発に従事。 2011年に株式会社Blaboを創業。生活者インサイトを発見する日本最大の共創プラットフォームBlabo!を運営。 Blabo!では2万3千人を超える生活者がプランナーとして活躍しており、コカ・コーラやキリンビール、森永乳業、ハウス食品、ローソンなどのメーカーや小売が延べ200社以上採用している。2015年度グッドデザイン賞など受賞歴多数。「クローズアップ現代」(NHK)、「ニュースJAPAN」(フジテレビ)などメディア出演も多い。東洋経済オンラインでの連載『ズレない思考で、ヒットを作れ』や著書に『問題解決ドリル―――世界一シンプルな思考トレーニング』(ダイヤモンド社)などがある。
生活者のインサイトをしっかり探れると、生活者は消費者になり、拡散者にもなってくれる。
あらためて「インサイト」の意味を定義づけるとすれば、「unmet needs、発見されていない欲望」のこと。「こんなことができたらいいけれど、どうせ無理だよな」と思われているような、まだ言語化されていない欲望である。