「デジタルメディア利用実態調査」は、映像コンテンツ、ニュース、ソーシャルメディア、広告、ゲームなどに関して、メディアサービス・デバイスを消費者がどのように利用しているのかを分析するため、デロイト TMTプラクティスがグローバルで実施している消費者調査。日本編では、日本で2083名を対象にオンラインアンケート形式で実施した調査の結果をまとめている。
今回のレポートでは、10代~30代半ばまでのZ世代・ミレニアル世代がもたらす変化が様々な分野で起こっており、ソーシャルメディアの影響がニュース取得、企業コミュニケーション、商品購入時の意思決定などで強まっていることが分かる。また、新しいメディア・サービスであるeスポーツ、音声対応デジタルアシスタント、AR/VRにも着目している。これらに関する消費者動向を分析するとともに、デジタル化の中でその取扱いがますます注目されているパーソナルデータについても取り上げている。
全体概要
映像コンテンツ
- 映像視聴におけるストリーミングサービスの存在感がますます高まりつ つある
ニュース
- ニュース情報を得るためにソーシャルメディアを頻繁に使用する若年層の割合が増加している
ソーシャルメディア
- 若年層を中心に企業のソーシャルメディア利用に対して一定の評価がされている
広告
- 若年層は商品購入の際にソーシャルメディアやインフルエンサーの影響を重視する傾向がある
ゲーム
- eスポーツのイベント参加・視聴経験がZ世代、ミレニアル世代で1 割を超えた
音声アシスタント
- Z世代の利用経験率は半数に迫り、スマートフォンでの利用が中心に
- アシスタント機器保有率は4%にとどまった
AR/VR
- ヘッドセットの保有率は3%と多くないが、コンテンツ視聴、ゲーム、教育、情報取得等用途は幅広い
パーソナルデータ
- 個人情報の流出への懸念がある一方、個人情報の提供意向を持つ人の割合も徐々に増加