デザインの本質は「ビジョン」──目の前の誰かを幸せにする気持ちが「スケール・ディープ」の起点となる
栗岡:私がアナリストとして全国を歩いてきた中で、社会課題を解決するための「スケール・ディープ」という考え方に行き着きました。「スケール・ディーパー」とは、経済規模(スケール)が拡大しないと思われる地域課題を掘り下げ、解決し事業を拡大成長する人を私は呼んでいます。今回の連載では、「スケール・ディーパー」との対談を通じて考えを深めていきたいと思っていまして、まずは先生にお話を聞こう、と。
鈴木:「ディープ」って、いい言葉だね。広げるばかりではなくて、というところがね。デザインに大切なのも、深さですから。