ビズリーチは、人材活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズの新サービスとして、SaaS型従業員データベース「HRMOS Core(ハーモス コア)」をリリースした。
ビズリーチは、今回リリースしたHRMOS Coreによって、人事施策の意思決定に必要な、従業員と組織に関する情報を可視化することで、企業の人材活用支援を目指すとしている。
SaaS型 従業員データベース「HRMOS Core」の特徴
1.社内に点在する従業員と組織の情報を可視化
HRMOS Coreは、柔軟に従業員データベースを設計でき、従業員や組織に関するあらゆる情報を可視化することができるという。
また、レポート機能により、入社者の属性・離職率・平均勤続年数などの必要な情報をすぐに出力でき、過去から現在に至るまでの組織の状態を可視化することができるという。
2.繰り返しの人事業務を自動化
HRMOS Coreは、繰り返しの人事業務プロセスを自動化する機能を備える。この機能を活用することで、人事部を繰り返しの業務から解放し、生産性を向上させるとしている。
今回の発表に際し、ビズリーチ代表取締役社長の南壮一郎氏は「この度、SaaS型の従業員データベース『HRMOS Core』をリリースし、当社は採用領域だけでなく、入社後の「人材活用」の課題解決に取り組んでまいります。少子高齢化に伴う生産年齢人口が減少するなか、企業は従業員一人一人の活躍を支え、生産性向上に取り組む必要があります。従業員データベース「HRMOS Core」を中心とするHRMOSシリーズを通じて、「すべての働く人」が活躍できる社会の実現を目指します」と話した。
新サービス契約企業であるアディッシュの取締役兼管理本部長、杉之原明子氏は「当社は、女性比率が52%と多く、また従業員の11%が外国籍メンバーであることが特徴です。会社の成長に伴い、人材の多様性と人材活用の複雑性が増しています。これまでも、さまざまな人事施策を打ち出してきましたが、従業員自らキャリアをつくり出せるようになるためには、企業も個々人のキャリア開発に積極的に向き合う必要があると考え、昨年、従業員一人一人のキャリア開発プラン案を検討する『人材未来会議』をスタートしました。しかし、その議論に必要な従業員データが点在していたため、『個々人に関する情報が追えない』『最新のデータ取得ができていない』という壁にぶつかりました。従業員の情報を可視化する重要性を感じ『HRMOS Core』の導入に至りました。従業員データを人事施策に活用することで、従業員が挑戦し続けられる環境をつくりたいと考えています」と述べた。