超巨大データ企業のGAFAすらも抱えるリスク──ブロックチェーンとビットコインに世界が熱狂した理由とは
顕在化しつつあるデータ集約のリスク
スマートフォンは、人とインターネットとのインターフェースとなりました。そして、IoTデバイスとして、オンラインによるデータ取集を加速させています。IoTにより取得されたデータはビッグデータとしてクラウドに蓄積され、蓄積されたデータの解析にAI技術が利用されています。収集したデータの活用は、ITビジネスにおける重要なマネタイズの源泉となっています。
ポストスマートフォンによって人の機能がIoTデバイス化されることで、より細分化されたデータの取得も可能になります。そして、今よりも膨大なデータがクラウドへ蓄積されるようにもなります。また、2020年に日本での本格運用も始まる5Gは、通信環境の劇的な進化をもたらします。細分化されたデータを大容量の5Gで習得するようになると、次はその保管方法に議論が及ぶことになります。