今回の実証実験では、Automagiのソリューションを用いて、福岡運輸が受注管理で用いているFAXの画像データに記載されている企業名や、日時、商品等の文字情報を認識し、自動で抽出・入力。これによって、業務を省力化するだけでなく、システムへの入力ミスや漏れを防ぐことが可能になったという。
Automagiのソリューションは、AI OCRと画像認識による独自の前処理技術により発注書の文字を識別し、認識された顧客・商品情報等をクラウド上でマスタ突合することで、より高精度な抽出を可能にしている。2019年1月から開始した実証実験を通して、認識精度は最大で93%を達成。先行して導入を予定している5事業所では、25人で行っている受注専門業務を8人程度で実施できることを確認し、作業工数も約70%削減できたという。
福岡運輸は、受注専門職の業務効率化により捻出した人員余力を「働き方改革の推進(労働時間の適正化)」「人員配置の最適化(人員減少への対応力強化)」等に活用していく方針だという。