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宇田川先生初の著書『他者と働く』対談

ミスターミニット迫氏と宇田川准教授が語る、「経営と現場のナラティヴの溝」と「企業における依存症」とは

ゲスト:ミニット・アジア・パシフィック株式会社 代表取締役社長 迫俊亮氏【前編】

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経営と現場のナラティヴの違い、複雑な問題の単純化と表面的な処方箋

宇田川:僕の本では、組織において起きている問題の多くは既存の方法で解決できる「技術的問題」ではなく、もっと複雑で厄介な「適応課題」であり、それを解く鍵が「対話」であるということをお伝えしています。

 ここで言う「対話」というのは「向き合ってじっくり話し合う」ということではなくて、「新しい関係性を構築する」ということです。それにはまず、分かり合えていない相手と自分の違いを認める必要があります。そして自分のナラティヴをいったん脇に置き、相手のナラティヴを探ってみる。その上で、自分と相手のナラティヴの溝を埋める橋を架ける方法を考え、実行してみるのです。

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