今回導入した社内副業制度は、自部署とは異なる組織・違った環境の業務に携わることで社員の専門性の探索や習得を加速させると共に、組織の壁を超えた人財シナジーによるイノベーション創出の機会を増やすことが目的としている。
イノベーション創出の観点で募集業務を各部署で精査・公表し、社員が自らの成長の加速につながる業務へ応募。社員、所属部署、社内副業先部署の3者が合意した上で、最大6カ月間社内副業を行い、社内副業先の業務も人事評価の対象となる。テレワークを積極的に活用することで、現在の勤務地に関係なく応募可能となっている。2020年4月1日から全86業務の募集を行い、63名が2020年6月1日以降順次、社内副業を開始している。
今後は、取り組みをKDDIグループ全体や社外にも拡大することを検討しているという。KDDIは、社内副業を経験した社員が専門性を磨き、成長して所属部署に還元すると共に、社内副業先部署では受け入れた社員の新しい視点による発見や刺激がもとになり、イノベーションが生まれ、KDDIグループ全体が成長する、といった好循環を目指すとしている。