言語が“封じられること”で身につくこと
丸尾：つまり経営者は、経営活動において言語化された知識に頼らず、自分の「五感」と「身体」を信じ、それを頼りに社会や市場や自社の組織を観察しています。その観察結果をもとに経営方針や事業戦略を打ち出していく。アートの専門的な教育を受けていなくても、経営者の認識のプロセスや表現のかたちはアーティストやデザイナーレベルの境地に達している、と言っても過言ではありません。
増村：イメージで思考するというお話、非常に共感します。
経営者とは“絵を描かないアーティスト” ──言語が“封じられること”で身につくイメージ思考力とは？
ゲスト：事業構想大学院大学 教授 丸尾 聰（まるお あきら）氏【前編】
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