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「起業家社会」の経営学

地域からイノベーションを生む、コミュニティの要件──均質性と多様性が併存する場の提供とは?

第3回

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静岡県浜松市に根付く起業家精神

イノベーションコミュニティ

 内閣府が本年7月に発表した「スタートアップ・エコシステム拠点都市」の中で「グローバル拠点都市」に選出された静岡県浜松市は、地域の総力を結集してイノベーション、スタートアップを盛り上げようとしている都市の代表的存在と言えるだろう。浜松いわた信用金庫が事業主として運営する「FUSE」が、浜松駅から徒歩5分の立地に、2020年7月にオープンした。新規事業開発や第二創業に関わる人々が集うイノベーション拠点として、すでに50名以上の地元の起業家やイノベーターたちが集い、事業アイディアを交換するコミュニティが生まれている。このFUSEの立ち上げを手がけている、同金庫新産業創造室で副調査役を務める辻村昌樹様、渡邉迅人様に取り組みの背景や目的についてお話をうかがうことができた。お二人は、金融機関が地場に根付いている浜松のような地方都市だからこそ、信用金庫がイノベーション拠点の事業主として深く関わることに意義があると言う。

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藤田 勝利(フジタ カツトシ)

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