イノベーションコミュニティに必要な、均質性と多様性を内包する場の提供
Venture Café Tokyo でプログラム担当ディレクターを務める小村隆祐は、地方都市、地域ですでにある「つながり」を東京、ひいては世界へとつなげていくことで可能性が大きく拓けると言う。有能な人材は地方都市や地域にも数多くいる。商工会議所や青年会議所(JC)といったつながりがすでにある地域における今後の喫緊の課題は、真の「イノベーションコミュニティ」形成である。地域特有の「均質性」と斬新なイノベーションを次々と生み出す「多様性」の双方をバランスよく内包する「場」から「イノベーションを促進するコミュニティ」が生まれると小村は言う。ボストン発祥のVenture Café Tokyoを2年半前にゼロから仲間と共に立ち上げ、累計30,000人以上が参加するコミュニティに育てた小村は、地域のイノベーションコミュニティが飛躍するために、以下、3つの人の流れと交流を生み出すことが不可欠であると話す。