顧客理解をさらに進めるためのデータ基盤
ビジネスプラットフォームに加えて、データ基盤もDXには必要である。これまでの三越伊勢丹では、エムアイカード等からの顧客データと、POSの売上をもとに集計した購買データをもとにして、顧客分析や商品分析を行っていた。しかし現在活用しているのは、「顧客データプラットフォームアーキテクチャ」と呼ばれるデータ基盤である。
かつてはPOSや商品、EC、クレジットに関する情報だけを活用していたが、ここに様々なサービスで得た顧客に関する様々な動的データを加えて、新たなデータ基盤を用意している。三越伊勢丹では靴、洋服、食品などと商品の項目も型数も多く、顧客の情報に商品情報を紐づけることによって、さらなる顧客理解を進めていくことが可能である。