今回発表したソリューションは、モノ売りからコト売りへとビジネスモデルを転換するための戦略やビジョンを具体化し、業界をリードするサブスクリプションプラットフォームなども活用することで早期のサービス提供開始を目指すもの。PwCコンサルティングがこれまで大規模変革プロジェクトを手掛けた経験に加え、PwCグローバルネットワークで蓄積したXaaSソリューションのベストプラクティスを活用することで、事業構想の具体化、最適なビジネスモデル・組織体制の検討、それを支えるデジタルプラットフォームの設計と構築、さらに本番運用への迅速な移行など、戦略から実行まで一貫して支援するという。
さらに、PwC Japanグループ横断のデータ&アナリティクスチームの専門家が、XaaSのデジタルプラットフォームから取得できる様々なデータの分析も支援。デジタル化されたプロセスの中で、クライアント企業の顧客にとって重要なポイントを把握し、顧客が求めるシームレスなデジタルエクスペリエンスをオムニチャネルで提供することで、顧客生涯価値の向上を目指す。
また、PwCコンサルティングは、このソリューションの提供に際して、Zuora, Inc.との協業を開始する。Zuoraが提供するプラットフォームと、PwCコンサルティングが保有する知見を組み合わせることにより、クライアント企業のビジネスモデル変革の早期実現を目指すとしている。
PwCのXaaSソリューションの特長
- デジタルカスタマーエクスペリエンス:顧客一人ひとりに向けてパーソナライズされたインタラクションやコンテンツ提供などを通じて、エクスペリエンスの最大化を目指す。
- PwC独自のAIと機械学習モデル:AIや機械学習、データ分析の専門性を活用し、事業の拡大に寄与するターゲット顧客への効果的なサービス提案、最適な価格設定、クロスセルとアップセルによる収益の拡大、リピート率の最大化、解約の最小化などを支援する。
- Lead to Cash(L2C)の実現:複雑な商品構成、契約、見積、注文の自動化機能を駆使し、シームレスかつ拡張性があるL2Cオペレーションと、顧客とのより親密な関係を構築できるスピーディーなサービスフローを実現する。
- ゼロタッチトランザクションを想定したマスターデータの設計と実装:顧客と会計、品目、最小管理単位(SKU)、価格と割引率、販売契約などのマスターを整備することで、顧客の興味・関心に応じた提案や弾力ある価格設定を可能にする。