2026年1月15日、UNIDGEは、京王電鉄が推進する社員起点オープンイノベーションプログラム「My turn」の最終審査会(事業化審査会)の実施と、2件の新規事業化案件決定を発表した。

「My turn」は、京王電鉄社員による課題意識や想いから事業創出を目指し、外部スタートアップ企業などとの共創によって新規事業を生み出す取り組みである。2024年7月から社員提案を募集し、250件を超えるアイデアを集めた。書類選考を経て15件が仮説検証した後、2025年2月の一次審査で11件を選定。2025年6月の二次審査では6件が実証実験へと進み、7月以降に共創パートナーと実証実験を実施してきた。
「My turn」の各審査段階は、仮説から具体化、実証へと検証を深めるステージゲート方式で進む。最終審査会では、京王グループとしての取り組み意義、起案者の想いの明確さ、自社アセットの活用、解決課題や提供価値の具体性、外部連携を含めた実現可能性などが総合的に評価された。実証実験の計画や結果、事業計画の整理状況も判断材料となった。

今回、事業化が決定した案件は以下の2件である。
【案件1】
「飲食店が『選ばれ続ける存在』に変わる京王発の循環サイクル」
起案者:田中亮介
共創パートナー:アクポニ
概要:気候変動や生産者の高齢化による安定供給の難しさという課題に対し、アクアポニックス(養殖と水耕栽培の融合)による持続可能な循環型農業で「奥多摩やまめ」や「わさび」「バジル」などの食材を生産し、飲食店等に安定的に提供する。これにより、環境配慮や地産地消といった付加価値を持つ食材の提供を目指す。
【案件2】
「温浴施設向け支援サービス『CLEAN ゆ LAND』~地域の文化とコミュニティを守るために~」
起案者:木本淳
共創パートナー:ワンブロウ
概要:サウナ需要の高まりにもかかわらず、経営者高齢化や清掃業務負担の大きさにより廃業が増える地域公衆浴場への支援として、利用者が求める「清潔」という付加価値を提供し、施設本来の魅力を発信することで新規顧客獲得や持続的運営を支援する。
UNIDGEはアイデア磨き込みやパートナー連携の推進、検証設計、実行まで一貫して支援してきた。今後も事業化が決定した2件について、事業推進の伴走支援を継続する方針である。
「My turn」は社員個人またはチームによる参加が可能で、段階的な審査・検証による事業化を目指している。オープンイノベーションによる新規事業創出のプロセスが企業変革の参考になる事例である。
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