今回の実証実験では、5Gや4Kカメラを使用し、実証地域の診療所や集会所と中核病院の医師を繋ぐことにより、超音波画像検査(腹部エコー)などの遠隔診療や遠隔リハビリ指導を実施。その結果、5Gと4K映像を使用することによって、腹部エコーやリハビリの映像において良好な解像度が得られ、映像伝送やデータ転送の遅延時間も許容範囲内であり、問題なく遠隔診療やリハビリ指導が可能となることを確認したという。
今後、高精細な映像伝送・診療システムによって、予防医療を担う医療従事者の不足や山間部等の過疎地域へ医療従事者を派遣する負担の増加などの課題解決に貢献していくとしている。
実証内容
- 遠隔問診、各種バイタルデータや遠隔超音波画像検査などの遠隔診療に関する実証
- 4Kカメラを用いた遠隔リハビリ指導に関する実証
- 4Kカメラや用いた遠隔からの摂食嚥下指導に関する実証
- 遠隔医療における5Gの性能評価、電波伝搬特性評価およびエリア構築・システム構成の検証