「FieldAnalyst for Vehicles」は、カメラで撮影した映像から、NECソリューションイノベータ独自のAI技術を活用して、移動中の車両や歩行者を自動でリアルタイムに認識し、認識率95%以上の高精度な行動検知を行うもの。これにより、得られた車両や歩行者の数、停止時間などの情報を、渋滞原因の分析や車両の入退管理に活用することができる。加えて、ナンバープレートを認識することで、車両や人の動きを考慮したイベントの運営を検討することが可能となり、混雑等の回避や来場者の属性に応じた企画にも役立てることができるという。
「FieldAnalyst for Vehicles」の特長
移動中の車両や人物を検出し数や行動を分析
物体識別技術および移動体分析技術により、道路などに設置したカメラから車両を検出し、普通車、バス、トラック、バイクなどの種別ごとに通過する車両台数のカウントや、走行・停止の判別、車両の移動経路の分析を行う。また同時に、移動する人物を検出し、横断歩道を渡る歩行者などの人数をカウントする。こうした情報を基に、渋滞解消に向けた取り組みに役立てることができる。たとえば、自治体では渋滞原因の分析やこの解消に向けた施策の検討に役立てることが可能になる。また、工事を請け負う建設業者は、工事の際の迂回路の設定・誘導をはじめ、効率的な工事計画の立案につなげることができる。
移動中の車両のナンバープレートを認識
ナンバープレート認識技術により、商業施設やイベント会場などの駐車場に設置したカメラ映像から、入退場する車両のナンバープレート情報を検出する。入場車両を正確に把握することで施設や会場における混雑緩和につなげるとともに、レンタカーや県外車両等を識別することで、来場者の属性に合わせたイベントの立案に役立てることが可能となる。さらに滞在時間を把握することで、長期間停車している違法駐車などの車両を認識することが可能になる。また、企業や公共施設などに入退場する車両のナンバープレート情報から、事前登録車両のスムーズな入場、未登録車両の進入防止にも役立てることができる。