事業立ち上げのタイミングとコロナ禍の影響
吉澤美弥子氏(Coral Capital シニアアソシエイト、以下敬称略):チカクさんは2014年創業、ファミトラさんは2019年創業ですが、なぜこのタイミングでAgeTechの事業を立ち上げたのでしょうか。昨年来のコロナ禍の影響もあわせて教えていただけますでしょうか。
三橋克仁氏(株式会社ファミトラ 代表取締役社長、以下敬称略):2025年に団塊の世代が75歳に達します。75歳を過ぎると認知症の有病率・発症率が大きく高まるので、2025年を迎える前に事業を仕込んでおかなければならず、2019年創業、2020年5月のサービスインとなりました。コロナ禍で家にこもると運動不足になり、認知症を発症するリスクが高まりまるので、家族信託のニーズも高まっているように感じます。