新規事業の知見を持ったSSAPがwena事業の成長を後押しした
畠山:新規事業開発では、“総論賛成各論反対”のような形でなかなか進まないことも多いですが、對馬さんの場合はご本人の努力に加えて、新規事業開発を後押しする風土があったのではないかと感じます。
對馬:当時SSAPのオーディションの審査員は、大企業で新規事業を立ち上げることはどういうことなのか、スタートアップに投資するのはどういうことなのかに関して理解も経験もある方が多かったです。事業にとっての最善の選択肢が会社にとっての最善でないこともありますが、審査員の一人である十時さん(十時裕樹氏、現ソニーグループ株式会社 副社長 兼 CFO)に「事業としての最善の選択をしないと、そもそも立ち上がらない」と言っていただいたのは励みになりました。