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アクセンチュア、資生堂との合弁会社設立に合意 資生堂グループのデジタルトランスフォーメーションを加速

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 アクセンチュアは、資生堂との合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー(SHISEIDO INTERACTIVE BEAUTY)」を7月に設立することに合意した。

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 資生堂は、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の中で、スキンビューティー領域をコア事業とする抜本的な経営改革を実行し、2030年までにこの領域における世界のNo.1企業になることを目指しており、その一環として「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げている。

 新会社は、この資生堂が掲げる中期経営戦略に基づき、ビューティー領域に特化したデジタル・ITの専門家集団として、資生堂だけでは成し得ないスピードとイノベーションで、新しいビューティー体験を実現するとしている。また、社外からも積極的に人材を登用し、資生堂のデジタルトランスフォーメーションを加速させるという。さらに、アクセンチュアが提供するデジタル・IT分野のトレーニングプログラムを資生堂のニーズに合わせて最適化し、高度なスキルを持つ社員の育成を図ることで、資生堂全体のデジタル・IT能力の向上にも貢献。

 新会社はデータとテクノロジーを駆使したデジタルマーケティングの強化やオンライン・オフラインの融合により、これまでになかったビューティー体験を実現することを目指すという。例えば、ユーザーがオンラインや店頭などで行った肌診断やバーチャルメイクアップ診断履歴をデータベースに蓄積。この履歴データを分析して、時間や場所を自由に選択できるカウンセリングやレッスンのメニューを提案するなど、拡張現実などの最新のテクノロジーも活用し、ユーザー一人ひとりに合わせてパーソナライズされたサービスを、生涯にわたりさまざまなコンタクトポイントで提供することが可能になるとしている。また、既存システムのクラウド移行を始めとする「クラウドファースト」戦略を推し進めることで、IT機能の拡充と柔軟なシステム基盤を迅速に構築し、資生堂の既存IT投資およびメンテナンスコストの投資効率を高めるとともに、事業スピードとデータによるビジネス判断の迅速化を実現するという。

 資生堂インタラクティブビューティーは、資生堂が過半を出資する形態で2021年7月に設立され、両社のデジタルやIT領域などの専門家の約250名で構成される予定。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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