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データを使って勝率を高める 丸亀製麺のマーケティング戦略とパーパス起点の「DX for CX」とは?

Biz/Zine Day 2021 Autumn レポート Vol.4

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全部門がパーパス起点に動く「中食ニーズへの取り組み強化」プロジェクト

 そして、DXプロジェクトの2つ目である「中食ニーズへの取り組み強化」について紹介された。その鍵になるのが、「マーケティングDX」のポイントとしても上げられていた「DX for CX」の考え方だ。丸亀製麺の「食の感動体験」という価値を高めるには、社内のあらゆる部門がパーパスを起点に一致して動き、CX、SX、EXがDXによって高められてこそ実現する。

DXプロジェクト

 「中食ニーズへの取り組み」としては、「タブレットPOS導入」や「モバイルオーダー導入」「デリバリ―導入」「dポイント導入」を行い、今後さらに顧客体験と従業員体験を向上させる様々なDXを使ってCXを高めていく施策をテストし、店舗への導入をしていく予定であり、さらに全社でアフターコロナを睨み「お持ち帰り窓口」や持ち帰り専用の「新業態開発」に取り組むなど、同じ方向を向いて動いている。

 南雲氏は、今後の顧客戦略として「これまで外食は一過性のフロービジネスからなかなか抜け出せなかったが、コロナ禍を経て、LTV重視型の顧客戦略へ舵を切ることを2021年下期から決定した」と語り、来春には公式アプリのリニューアルや、CRM(Customer Relationship Management)の強化にも取り組んでいくことを表明。「7つの顧客層に対して顧客戦略を変え、CRMを強化することで、顧客戦略による変化やビジネスへの影響を追っていきたい」と語った。

 そして最後に改めて、左脳的・右脳的アプローチ、パーパス・ビジョン起点の施策の重要性に触れ、「丸亀製麺は『選ばれ続けるブランド』となるべく、掛け声や形だけのDXではなく、目的とゴールを共有し、全部門を巻き込み、DXの力でCXを向上させ、ビジネスをグロースさせていきたい」と語り、今後さらに、「デジタル技術」と「データ」の活用を加速し、ビジョンである「顧客体験No.1」を実現できるようCX・SX・EXのつながりを意識したDX推進に取り組んでいくことを表明し、セッションを終えた。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

和久田 知博(ワクダ トモヒロ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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